『ボウリング・フォー・コロンバイン』のマイケル・ムーア監督の新作ドキュメンタリー作品で、第57回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドールを受賞した話題作。今回のテーマは、戦争反対とブッシュ政権批判です。
昨日、(全国公開よりは)一足早く観てきました。想像以上に真面目で骨太な作品でした。見応えがあったなぁ。
ただ果たしてこれが万人受けするかどうかは疑問に思いましたけれどね。日本のメディアが自粛して流さなかったジャーナリスト誘拐事件での脅迫映像や、戦闘に巻き添えになった民間イラク人負傷者の生々しい傷跡や死体、果てはアメリカ兵の焼死体にさらに陵辱を加えるイラク人たちなど、目を覆いたくなるような辛いシーンも出てきます。勿論これに目を背けるのでなく、直視して考えることが重要なんだし、この作品の訴えたいことなのだと思いますけれど。
あと予めアメリカの政治事情にも知識がないと、話に着いて行けずにドンドン置いていかれる羽目になってしまいますね。
今作はある意味、ドキュメンタリー映画にしては一方的な視点から撮られた印象をも受ける作品です。ただ何はともあれ、一見の価値はあると思います。そしてそこから自分は何を感じ取るか。それこそが大切なのではないでしょうか。(勿論映画そのものの話を鵜呑みにするのではなく)
オフィシャルサイトは、
コチラ
ちなみに、このテンプレート期間限定だそうですがせっかくの機会なので使って見ることにしました。今私が、一番楽しみにしているとも言える作品なのですが、残念な事にアンディ・ラウのカットが1つも使われていないのです(;_;)ぁぁぁあ〜
映画に絡んだ余談をもう一つ。
仕事先の担当セクションに注意事項のメモを付けようとした際、丁度手元にあったチラシから4様を切り取って(『スキ@ンダル』仕様のヤツ)吹き出し(=注意事項)を付けてから皆の目に付く位置に貼ってみたところ、思いっきり大不評(笑)
「なんだかイヤラシイ顔してる」とか「薄いんだか濃いんだかよく分からない」とか「視線がどこを向いても合ってしまい落ち着かない!」など、今をトキメク方が何という言われ様でしょう。でもお陰で、その注意事項は浸透しております(^_^;)